フランスシャルル・オクレール (Charles Auclair) 5月9日生まれ、牡牛座、血液型O型、身長173㎝。
フランス人ピアニスト。審査員を務めた「マラドーナ・ピアノ・コンクール」でのだめを見出し、パリの国立音楽院「コンセルヴァトワール」留学を勧めた。現在同音楽院で、のだめの指導教官を務める。のだめには「マスター・ヨーダ」と呼ばれている。のだめのことを「べーべちゃん(赤ちゃん)」と呼んでいる。
ロラン・シュヴァリエ ウィルトール交響楽団のフランス人ヴィオラ奏者。フワフワの髪の毛が特徴の青年。人見知りだが、慣れると人懐っこい。「プラティニ国際指揮者コンクール」に参加していた千秋に興味を持ち、彼を前進させようとあれこれ助力する。うんちく好き。祖母はルー・マルレの会員。また、エキストラとしてマルレオケの舞台に立ったこともある。
ルシー [Fg.] ウィルトール交響楽団のファゴット奏者。ショートカットのセクシーな既婚女性。千秋やジャンといった年下の男をかわいがっている。
セリーヌ [Fl.] ウィルトール交響楽団のフルート奏者。眼鏡が似合う知的な女性。ルシー同様、アイドル好きのお姉さん。
リュカ・ボドリー 弱冠12歳にしてコンセルヴァトワールに入学した、天才ピアノ少年。のだめの同級生。のだめと出会うまでは一人遊びに興じていたが、今では10歳の年齢差がありながらも、よき遊び相手となっている。祖父は有名な音楽学者。のだめに淡い恋心を抱くが、ノエルの夜にあえなく玉砕。
孫 Rui(ソン・ルイ) [Pf.] 米国育ちの中国人ピアニスト。超絶技巧の演奏テクニックを誇り、早くから演奏活動で世界中を回っている。が、テクニックに走って酷評されたことも。上海で千秋と共演したこともあり、のだめが一方的にライバル視している。辣腕マネージャである母親に反発し、フランス語を勉強してコンセルヴァトワールに留学。人に頼みごとをするのが上手で、周囲を振り回すこともある。ショッピングが大好き。
ポール・デュボワ コンセルヴァトワールのバソン科に在籍するフランス人学生。千秋も認めるほど演奏技術は高い。室内楽の試験のため、のだめ、黒木とトリオを組む。和食好きで、トリオにも「ヤキトリオ」と名づけた。ファゴットを募集していたマルレ・オケのオーディションにバソンで挑み、合格。唯一のバソン奏者として加わることになる(自称「マルレ・オケにバソンを残す会 会長」)。顔が一家全員そっくり。
パリのアパルトマンの仲間フランク・ラントワーヌ コンセルヴァトワールのピアノ科に在籍するフランス人学生。オクレール先生のレッスンを受けたいがためにコンセルに転入した。しかし自分ではなくのだめが彼の受け持ちの生徒として選ばれたことでショックを受ける。また『プリごろ太』をはじめとする日本アニメオタクで、オタクを侮辱されると怒る。日本人女性が好みらしく、一時期のだめに惚れていたこともある(が、のだめが自分以上にオタクである事にショックを受け、失恋)。
ターニャ(タチアーナ・ヴィシニョーワ) コンセルヴァトワールのピアノ科に在籍するロシア人留学生。男好きで化粧が濃いが、意外と世話好きで情が厚い。付き合っていた相手に「君はダサい」など散々言われてふられた(フランク談)。紫やヒョウ柄等、ショッキングなファッションセンスを持つ。実は黒木とは1度、のだめを介さずに出会っているが、そのときの互いの第一印象は最悪で、黒木を「暗ーい」(フランス語。直訳すると「青緑」)と評する。のだめお手製カレーによって食中毒になってしまい、黒木のルー・マルレ・オーケストラ入団テストの伴奏中に具合が悪くなり、演奏終了直後に倒れてしまったことがある。
李 雲龍(リ・ユンロン) パリの私立音楽院エコール・ノルマルのピアノ科に在籍する中国人留学生。神経質で、お金に細かい。のだめに負けず劣らず大食い。家族が大好きで、しばしばホームシックになる。同じ中国出身のピアニストである孫 Ruiに憧れているが、その憧れが時に重圧となっている。
長田 克広(おさだ かつひろ) 40代の日本人画家。通称「ムッシュー長田」。壁の絵を描き続けるかたわら、アパルトマンの住人たちの「音」の抽象画を描いたりもしている。第1作は真一の父親の作品。昔、真一の父親と友達だった。幼い真一から50フランを奪って逃げた経験あり。ターニャと同様、のだめカレーで食中毒にかかってしまう。
ルー・マルレ・オーケストラトマ・シモン [Vn.] マルレ・オケのコンサートマスター。気に入らない指揮者やメンバーに対する態度が高圧的で、そのため「マルレの独裁者」と噂されている。
テオ マルレ・オケの事務局員兼ライブラリアン。うっかりものだが、強運と要領の良さで数々の危機を乗り越えている。
ノエミ・クルベ [Vc.] マルレ・オケのチェロ奏者。大きくウェーブのかかった赤毛が特徴で、千秋は心の中で「赤モジャ」と呼んでいる。変装した千秋の正体を見破るという鋭い部分もある。副業でマルレ・オケのポスターやプログラムのデザイン、アメリカンコミックの翻訳もやっている。
マスコミ関係者佐久間 学(さくま まなぶ) 音楽評論家。
作中の雑誌『クラシック・ライフ』で『夢色☆クラシック』というコーナーを担当している。佐久間の流麗(かつ難解)なポエム記事にはファンが多い。千秋のことは、初めは親の七光だと軽視していたが、シュトレーゼマン指揮のラフマニノフ2番でのピアノ演奏を聴いてその才能に惚れ込み、音楽活動にアドバイスをするようになる。
河野 けえ子(かわの けえこ) 雑誌編集者。
ニナ・ルッツ音楽祭で、シュトレーゼマン代理として指揮棒を振る千秋に目を付け、佐久間に引き合わせる。なお佐久間の難解なポエムを翻訳できるのは、彼女だけである。千秋は、彼女と佐久間と裏軒で初対面の際に、「ケイコとマナブ」をもじって「ケエコとマナブ」とつぶやいた。
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