
主人公。指揮者を目指す音大生。第1話の時点で3年生。1981年2月17日生まれ。身長181cm、血液型O型、フランス生まれ(神奈川県育ち)。
帰国子女で金持ち、見た目好し頭良しだが、自分にも他人にも厳しくプライドの高いオレ様男。しかし一方、世話好きで面倒見のよい一面もあり、自然と人を惹きつけるカリスマ的存在。小さい頃に観たヴィエラの指揮に感銘を受け、指揮者を目指して独学で勉強を始める。また、3歳から始めたピアノとヴァイオリンの腕も一流。音楽の才能に多分に恵まれており、本人もそのことを自覚しているが、実は見えないところで地道に努力をしている。基本的には器用で何でも人並み以上にこなしてしまう性質で、社交ダンスや料理も得意。だが泳げない。
世界的に有名なピアニストの千秋雅之と資産家令嬢の三善征子の一人息子としてフランス・パリに生まれ、幼少期を欧州にて過ごす。そのため英語、フランス語、ドイツ語が堪能。ウィーンのヴァイオリン・ジュニア・コンクールで優勝した経験あり。11歳の時、両親の離婚を機に母親とアメリカへ渡る途中で、離婚届提出のために日本に立ち寄る。だがこの時発生した飛行機事故(胴体着陸)が原因で、飛行機恐怖症になってしまう。また同じく幼少の頃に海で溺れた経験から、カナヅチで船舶恐怖症でもある。そのため海外留学を夢見るも、長らく日本から脱出することができずにいた。
しかし、のだめと出会ってからは、日本で出来ることを見つけて、様々なことに積極的にかかわっていくようになる。仲間と一から立ち上げた、R☆S(ライジングスター)オーケストラの初代指揮者。その後、のだめの催眠術(もどき)により飛行機恐怖症を何とか克服。桃ヶ丘音楽大学大学院を中退し、のだめとともにパリへ渡る (第53話)。「プラティニ国際指揮者コンクール」で優勝し、桃ヶ丘在籍時に師事したシュトレーゼマンと同じ事務所に入る。コンサートツアー中の上海公演で、シュトレーゼマン急病のため代理を務めて指揮者デビューを果たす (第62話)。第72話でルー・マルレ・オーケストラ常任指揮者に就任する。
のだめとはなんだかんだ言っても仲がよく、(惰性で)周囲公認のパートナーとなっている。たまにのだめの影響か、のだめの好きなアニメ・『プリごろ太』を見ているらしい。ちなみにタイトルに含まれている“カンタービレ”(歌うように・の意)は、彼がのだめの指導をしたときにアドバイスした言葉である。2005年9月、R☆Sオケを指揮した伝説的名演、ブラームスの「交響曲第1番」がCDリリースされた。
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